CentOS7のインストール時にパーティション作成を「おまかせ」で進めると、LVMを使って後でいろいろ変更出来る様に設定した状態でインストールしてくれます。
今回はこの状態から、新たにHDDを追加しその領域を全て /homeパーティションの領域として追加する手順を書いておこうと思います。
LVM(Logical Volume Manager)、論理ボリュームマネージャを使うには、いくつかの概念を理解しておく必要があります。
簡単にまとめておきます。
- lvmパーティション
LVM配下で使いたいディスク領域をパーティション単位で指定したい場合は「lvmパーティション」を作成します。
通常のfdiskやpartedで切ったパーティションに lvmフラグ を立てておきます。
- PV(Physical volume)
LVMに登録する物理的なディスク領域です。lvmパーティションやHDD丸ごと全て登録する事も出来ます。
- VG(Volume group)
PVを集めたものです。複数のPVをひとつのディスク領域の様に扱うことが出来る様になります。
- LV(Logical volume)
VGから割り当てたディスク領域で作成した論理的なパーティションです。これにファイルシステムを作成しマウントして利用します。
まず、現状を確認してみます。
500GByteのHDDにCentOS7のインストーラーおまかせのパーティション作成でインストールしてあります。