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自作PC 1-4 写真

自作PC蔵出し写真 ~Part 1~

2016年10月21日
カメラ・写真, 自作PC

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最近新しい自作PCを作成していないので、過去に作ったマシンを御紹介!

まず、私が何でPCの自作を始めたのか、書いておこうと思います。
それは「静かでCPU性能が高いPCが欲しかったから!

メーカー製のPCだと”静か”という方向性の製品がなかなか無いんですよね。ほとんど皆無だったと思います。
深夜のシーンとした部屋で使用したとしても、全く耳につかない程度の静かさが欲しかったんですね。
仕事や趣味でほぼ一日中PCに向かう生活をしていましたから、動作音の静かさは重要な事と感じていました。

最初はオリオスペックという静音を謳うPCを扱っているPCショップさんのPCを購入してみました。いわゆるBTOのPCですね。

Shuttle製のキューブケースで、電源をアダプタータイプの物に換えてあり、冷却FANに定評のあったXinruilianの物が付けられていた物でした。
これがなかなか静かで気に入りました。
今考えても静音的にはセンスの良いPCだったなーと思います。

だが、しかし、あまり高速(高TDP)なCPUには対応出来ない構成だったんですね。性能面で不満を感じる様になりました。
EclipseというでかいJavaで書かれたプログラム、いわゆるIDE(統合開発環境)というやつですが、これをストレス無くサクサク動かしてくれるだけの性能が欲しかった。思考を切らしたくないですからね。

という事で、静かでCPU性能が高いPCを自作してしまおう!と決心し、作成したのが今回紹介するPCです。
そうそう、デスクトップ用PCの自作はこれが初めてですが、サーバー用PCはこれ以前に作った事がありました。静音とは無縁のマシンでしたが… 全くPC自作が無経験という事ではなかったです。

PCを自作している方々で最も多いのはPCゲーマーの方だと思いますが、ゲーム用PCとはちょっと方向性が違うんですよね。そういう方には面白くないPCかもしれないのでゴメンなさい。

では参る。

2009年作成のマシンです。

マシンのスペックなどの詳細は『「皆の愛機の中を晒してね」まとめWiki』に晒してそちらに載ってますので、参照してみて下さい。

 

自作PC 1-1 写真PENTAX Corporation PENTAX *ist DS (35mm, f/16, 3 sec, ISO200)

マザーボードはチップセットクーラーに巨大なヒートシンクが付いたものを選択。
静かにするにはケースFANの回転数を低めにしたい。その為には効率的に空気との熱交換が出来る大型のヒートシンクが付いている物が良いだろうという事で。
当時のGigabyteのフラッグシップモデルで高かったんだよねぇ (´Д⊂ヽ

自作PC #1 CPUクーラーPENTAX Corporation PENTAX *ist DS (28mm, f/16, 4 sec, ISO200)

CPUはIntelのCore i の最初のモデル、初代 i7です。
クーラーは当時「天使」と呼ばれていた鎌アングルを選びました。Angle→Angel→天使!という事らしいですw
上に載ってる黒いのは、アクリル板で自作したエアーガイドです。ワンメイクのオリジナルパーツだよ!

自作PC 1-3 写真PENTAX Corporation PENTAX *ist DS (50mm, f/16, 3 sec, ISO200)

斜め45度の角度でCPU FANがエアーを吹きつけ、2方向へ排熱する仕組み。よく出来たCPUクーラーだと思います。

自作PC 1-4 写真PENTAX Corporation PENTAX *ist DS (53mm, f/22, 15 sec, ISO200)

FANを付けるとこんな感じになりました。カコイイ!ヒートシンクに萌え萌え…

静音で評価の高かったnoctuaの高価なファンを奮発して購入しました。確かに静かなんだけど高過ぎるのよねぇ… (´Д⊂ヽ

自作PC 1-5 写真PENTAX Corporation PENTAX *ist DS (31mm, f/19, 3 sec, ISO200)

ケースに組み込むとこんな感じに。
CPUクーラーとケースファンの位置関係が素晴らしい感じになりました。
斜め45度のCPUファンから、CPUクーラーのフィンを通って、背面と側面の二方向からの排気になります。
効率良さそうです。良い設計じゃないでしょうか。

自作PC 1-6 写真PENTAX Corporation PENTAX *ist DS (50mm, f/22, 30 sec, ISO200)

ケースはAntecのFusion Remote Max という大型の横置きタイプの物にしました。
フロントパネルがAV機器風でちょっと格好いい!?
そして、横置き型のケースとしては珍しく、12cmファンを付ける様な大型のCPUクーラーを搭載できる希少なケースでした。
廃盤になって後継機種も無い事から、単純に人気が無い、ニーズが無かったんでしょうね。
私はキワモノ感がある物に惹かれる傾向がある様です。

このケースは中身は変わりましたが現在でも使っています。このケースは買っておいてほんとに良かった!

自作PC 1-7 写真PENTAX Corporation PENTAX *ist DS (65mm, f/22, 15 sec, ISO200)

自作PC 1-8 写真PENTAX Corporation PENTAX *ist DS (65mm, f/22, 20 sec, ISO200)

SSDをたくさん付けられるマウンタなんかもアクリル板で自作。
将来SSDを買い足してRaidのStriping構成にして使いたいなぁーと考えていたのですが、これは実現する事はありませんでした。SSDの出始めの頃は高かったからね。仕方ないね…

自作PC 1-9 写真PENTAX Corporation PENTAX *ist DS (18mm, f/22, 15 sec, ISO200)

オーディオラックの中に詰め込んで使っていましたが、これは良くなかったですね。
やっぱり中に熱が篭ります。当然じゃぁー。やめましょう。

最後にオマケ写真。
長時間露出とズームレンズを使ったお遊び写真。

自作PC 1-10 写真PENTAX Corporation PENTAX *ist DS (55mm, f/19, 10 sec, ISO200)

何か凄そう!!

ということで、私が本格的にPCの自作を始めて1台目のマシンの御紹介でした。

当初の目的であった静かさについては概ね満足な出来だったとおもいます。
CPUの性能については当時の最新のCPUで申し分有りませんでした。
発熱量の大きいCPUでしたが、なんとか静かなまま十分な冷却性能を持たせられたと思います。
そこそこコストはかかりましたが、目標達成で大満足の一台になりました。


自作するPCというのは、完全に自分の好みを反映させられるのが良いですよね。
何か目的があれば、それを達成する為にパーツをゼロから一つ一つ吟味して選んでいけます。
パーツもいろいろあって、最善の選択をする為にはパーツの知識というのも必要になってきます。
自作PCは、PCを得るという目的の為の手段だったはずが、いつの間にかPCを作る行為自体が目的となってしまったりします。
PCの自作は楽しいものです。

情報にアクセスするという目的ならば、スマフォやタブレットで十分な世の中になっています。
PCを自作する人もめっきり減っていると感じます。
それでも、どっしり構えて何かまとまった作業を行うにはPCが良いですよね。
PCでの作業が多いという方は、自分の好みを100%満たしてくれる自作PCを始めてみては如何でしょうか。
新しい趣味も増えますしね、素敵な事だと思います。

 

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